EP-2ブースター

真空管を使ってEP-2ブースターを組みました。
Echoplex2のプリアンプ部をペダル化したものです。

Echoplexは1から2までが真空管を使っていて、3以降がトランジスタを使った回路になっています。

EP-3系のブースターはとても人気がありますが、EP-2系はなかなか見かけませんね。
今回はEP-2の後期型をもとに9Vを180Vまで昇圧して本格的にEP-2のプリアンプ部を再現しています。

なお、真空管はEP-2だと12AX7相当のゲインの物を使ってあるのですが、ペダルなのでそこまでのゲインを必要としないため、12AU7を使用しています。

コントロールは以下の通りです。

ツマミはボリュームです。

左のスイッチがカソードバイパスコンデンサ切り替えで
上 ローカットなし(ハイゲイン)
中 ローカットなし(ローゲイン)
下 ローカットあり(ハイゲイン)

右のスイッチがハイパスコンデンサ切り替えで
上 ハイパス強め
中 ハイパスなし
下 ハイパス弱め

になっていて、両方下でEP-2モードということになります。

両方真ん中で丁度いいゲインのフルレンジブースターになりますし、組み合わせ次第で様々なサウンドメイクができます。

この他にも真空管を使ったペダルのカスタムオーダーを受け付けておりますので、気になった方はお気軽にお問合せ下さい。

投稿日: 2020年9月15日 | 7:48 pm

ART Tube MP Studio V3 mod

DIのモディファイのご紹介です。

今回はART社のTube MP Studio V3のモディファイのご依頼を頂きました。
低価格ながらも機能的な定番DIですね。

真空管を使ってあるので、真空管を元々の中国製の物からエレハモ等に変更するのはハンダづけもいらないので定番のモディファイとして有名です。
真空管を変更しただけでも十分な音質なのですが、今回はもう少し踏み込んだモディファイを行っています。

モディファイ点は三点になります。
・電源整流回路のコンデンサのアップグレード
 本機は電源に専用の9VACのアダプターを使用し、内部で交流から直流に整流しているので、整流に使っているコンデンサを電源用のコンデンサに変更し電源の強化を行っています。
・入出力のコンデンサのアップグレード
 入力、出力のカップリングコンデンサをオーディオグレード品に変更しています。
・オペアンプのアップグレード
 三つのオペアンプをオーディオ用に設計されたオペアンプに変更しています。

モディファイ前は少し音が軽くなる感じがありましたが、低域が充実し、高域、密度ともに改善しています。

手軽に真空管のサウンドが得られるので、レコーディング用途だけでなく、ペダルボードに入れたり、トランジスタアンプのセンドリターンに入れたりと色々な使い方ができると思います。持っていると便利なアイテムですね。

投稿日: 2020年6月9日 | 1:08 pm

Silver Jubilee Clean Preamp

カスタムオーダーのMarshall Silver Jubileeタイプのフルチューブプリアンプを製作しました。

以前もジュビリータイプのプリアンプをありましたが、今回はクリーンチャンネルしか必要ない、またセンドリターンも使わないとのことだったので、真空管一本のみでコンパクトに仕上げました。

ジュビリーの3EQは1959などの典型的なマーシャルタイプのEQとは構造が違うため、効きが良くサウンドメイクの幅が広いですね。

様々なプリアンプのオーダーを受け付けておりますので、気軽にご相談下さい。

投稿日: 2020年4月21日 | 9:06 pm

Behringer SF300 Unleash mod

Behringer SF300のモディファイプランのご案内です。

BOSSの傑作ファズFZ-2のモディファイは以前から行っていたのですが、そのクローンであるSF300にも同様のモディファイを受注可能になりました。

SF300は3モードのオクターブアップファズ/ブースターですが、今回のUnleash modではアッパーオクターブを生成する回路を調整し、よりはっきりとしたオクターブアップによるサウンドを得られ、同時にノイズも減少します。

非常に過激なサウンドが得られますので、特にmode2を愛用されている方におすすめのモディファイとなっております。

モディファイ料金は税込み3,300円となっております。

是非、お持ちのSF300の秘められた凶暴さを開放しましょう。

投稿日: 2020年4月19日 | 5:02 pm

AC30プリアンプ

カスタムオーダーでVOX AC30タイプのフルチューブプリアンプを製作しました。

真空管を二本使用し、ノーマルチャンネル、トップブーストチャンネル、チャンネルリンクが選択できます。

コントロールはNormal Volume、Top Boost Volume、Master Volume、Bass、Treble、Tone Cutのツマミとトップブーストチャンネルのハイパスのオンオフスイッチです。
Tone Cutは本来パワーアンプ部にあるものなので、代わりになるような形のツマミをつけています。

とても綺麗なクリーンから芯のあるクランチまで作れる為、非常に戦力になるプリアンプになりました。

投稿日: 2020年2月9日 | 10:58 pm

Marshall Class5 プリアンプ

カスタムオーダーのフルチューブプリアンプを製作しました。今回はMarshall Class5タイプです。

弊社製品をご愛用頂いているお客様から、以前ご注文頂いたレンジマスター系のトレブルブースターとMarshall Clsass5の相性が良かったのでプリアンプが欲しいとオーダーを頂きました。
今回は真空管2本を使うので大きめのプリアンプです。

回路的には、実はClass5はマーシャルというよりフェンダー寄りの回路かなと思います。
特徴的なのは3EQを通った後に歪ませていることですかね。
低域がかなり出ます。もともと10インチのコンボのアンプなので小さいながらも低域を出そうとした回路なのかもしれません。

ダークなサウンドのアンプなので、ブライトスイッチを追加しました。これでローゲイン設定の時にも綺麗な高域を出すことができるようになっています。
また耳に痛い帯域を調整するノブも追加しています。

私も以前Class5実機を所有していたので、あーこんなEQの効きだったなーと懐かしい気分になりました。

投稿日: 2020年1月22日 | 7:56 pm

Dumbleator クローン

カスタムオーダーでDumbleatorクローンを製作しました。

高品質なデジタルアンプシミュレーターをお使いのお客様から、音に真空管のテイストを加えたいとのご希望があり、こちらを提案させて頂きました。

Dumbleatorはもともとセンドリターン回路のないダンブルアンプにセンドリターン回路を外付けするための機器です。
Input、Send、Return、Outputの4つのジャックと、Send Volume、Return Volume、Moster Volumeの3つのツマミと、Send VolumeとMaster Volumeにそれぞれブライトスイッチを備えています。

真空管駆動で、Inputから入力された信号を真空管によるバッファを通りSend Volumeを通りSendジャックから出力、Returnジャックに入った信号はReturn Volumeを通った後真空管増幅回路を通りMaster Volumeを経てOutputジャックから出力されます。

普通にセンドリターンボックスとして使うこともできますし、Sendから出力して真空管バッファとして使ったり、SendとReturnに何も差していなければ両者が繋がるようになっているので、真空管ブースター的に使用することもできます。

便利なアイテムなので、自分用にも置いておきたいです。ものぐさなのでツマミは減らしたいです・・・(笑)

投稿日: 2020年1月18日 | 11:42 pm

Dumble ODS クリーンCHプリアンプ

フルチューブでダンブルODSのクリーンチャンネルを抜き出したプリアンプを製作しました。
ダンブルは個体によって細かい回路が違うので、あくまでダンブルODSのうちの一つの回路を参考に、ということになります。

Volume、Master Volume、Bass、Mid、TrebleのツマミとBrightスイッチ、Deepスイッチ、Rock/Jazzモード切替スイッチ、背面にPresence代わりのハイカットツマミをつけいています。

ツインリヴァーブが基になっていますが、低域がタイトで高域はレンジが広いですね。
Brightスイッチがマーシャル定数なので、高域が強調されかなりピッキングニュアンスが出ます。
箱モノなんかはツインリヴァーブプリアンプよりこちらの方が良いかなと思いました。

Deepスイッチやモード切替スイッチも面白く、幅広い音作りができますね。JazzモードをTS系で歪ませるのが気持ちよかったです。Rockモードにマフをかけるのも、ツインリヴァーブプリより分厚い音になってよかったです。

興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。

投稿日: 2019年12月17日 | 4:43 pm

ラムズヘッド修理

今回は修理の記事です。

ラムズヘッド期のビッグマフを二台お預かりしました。
実は別々のお客様からのご依頼で、たまたまラムズヘッドが二台被りました(笑)

左が76年製、右が75年製です。

まず76年製ですが、音が正常に出ないとのことだったので、信号経路を追っていくとボリュームポット手前の電解コンデンサが壊れていました。
また、前の持ち主が修理を試みたのか、ポットのハンダをやり直した跡があり、その際に基板パターンが剥がれてしまっていたので修正を行いました。
この個体は珍しい2N5087を使ったポジティブグランド仕様のラムズでした。

次に右の75年製。
こちらは故障していたわけではありませんが、前のオーナーにより配線を交換されており、作業が雑だったのでヴィンテージ配線を使ってやりなおしました。
また、少しでもノイズを減らしたいとのことだったので、ポットのハンダのやり直しなど、ハンダづけの雑な個所を修正しました。
お客様が、このマフはRATっぽい音がすると仰っていたのですが、確かに76年製と比較するとドンシャリ気味な音でした。
基板裏側に抵抗を追加してバイアスをずらしてあったので、外してみると76年製とほぼ同じ音になりました。おそらく後からつけられたものでしょう。
とりあえず抵抗はつけ直して、ハンダごてを使えるお客様なので、本来の音を出したければご自分で外して下さいとお伝えしました。

マフ好きとしては、ラムズヘッドを二台並べて弾けて楽しかったです。
弊社でもマフ系のBedramを販売しておりますが、Bedramは73年前期のラムズヘッドを基にしているため、今回お預かりした二台とはサウンドが違います。
どの年代でもマフは素晴らしいなぁ。

投稿日: 2019年11月27日 | 8:34 pm

Bedram russian mod

カスタムメイドでBedramをロシアンマフ仕様で製作しました。

もともとロシアンマフを使用されている方から、Bedramみたいにミッドをシフトできるマフが気になっているがBedramをベースで使うとどんな感じかとお問い合わせを頂き、それならBedramをロシアン仕様で作ろうということになりました。

もともとロシアンマフはラムズヘッド等に比べてミッドのスクープが浅いので、今回はBedramと違い、ミッドシフトをスクープ方向にも動かせるようにしています。
ミッドシフトが真ん中でノーマルなロシアンマフのミッドになり、左に回すとスクープ、右に回すとフラットにシフトします。

また、Bedramについている低域とインプットゲインを減らすライトモードスイッチは今回は不要な為、より低域を増すモードに切り替えるスイッチに変更しています。

歪を作るダイオードにはヴィンテージのロシアンマフに使われていたものと同じものを使用し、トランジスタも厳選したものを使用しているためヴィンテージ系のサウンドが得意ながらも、ミッドシフトツマミとモード切替により強烈なサウンドを出すことも可能になりました。

ベース用エフェクターも早くラインナップに入れておきたいです。

投稿日: 2019年9月11日 | 6:00 pm