Marshall Class5 プリアンプ

カスタムオーダーのフルチューブプリアンプを製作しました。今回はMarshall Class5タイプです。

弊社製品をご愛用頂いているお客様から、以前ご注文頂いたレンジマスター系のトレブルブースターとMarshall Clsass5の相性が良かったのでプリアンプが欲しいとオーダーを頂きました。
今回は真空管2本を使うので大きめのプリアンプです。

回路的には、実はClass5はマーシャルというよりフェンダー寄りの回路かなと思います。
特徴的なのは3EQを通った後に歪ませていることですかね。
低域がかなり出ます。もともと10インチのコンボのアンプなので小さいながらも低域を出そうとした回路なのかもしれません。

ダークなサウンドのアンプなので、ブライトスイッチを追加しました。これでローゲイン設定の時にも綺麗な高域を出すことができるようになっています。
また耳に痛い帯域を調整するノブも追加しています。

私も以前Class5実機を所有していたので、あーこんなEQの効きだったなーと懐かしい気分になりました。

投稿日: 2020年1月22日 | 7:56 pm

Dumbleator クローン

カスタムオーダーでDumbleatorクローンを製作しました。

高品質なデジタルアンプシミュレーターをお使いのお客様から、音に真空管のテイストを加えたいとのご希望があり、こちらを提案させて頂きました。

Dumbleatorはもともとセンドリターン回路のないダンブルアンプにセンドリターン回路を外付けするための機器です。
Input、Send、Return、Outputの4つのジャックと、Send Volume、Return Volume、Moster Volumeの3つのツマミと、Send VolumeとMaster Volumeにそれぞれブライトスイッチを備えています。

真空管駆動で、Inputから入力された信号を真空管によるバッファを通りSend Volumeを通りSendジャックから出力、Returnジャックに入った信号はReturn Volumeを通った後真空管増幅回路を通りMaster Volumeを経てOutputジャックから出力されます。

普通にセンドリターンボックスとして使うこともできますし、Sendから出力して真空管バッファとして使ったり、SendとReturnに何も差していなければ両者が繋がるようになっているので、真空管ブースター的に使用することもできます。

便利なアイテムなので、自分用にも置いておきたいです。ものぐさなのでツマミは減らしたいです・・・(笑)

投稿日: 2020年1月18日 | 11:42 pm

Dumble ODS クリーンCHプリアンプ

フルチューブでダンブルODSのクリーンチャンネルを抜き出したプリアンプを製作しました。
ダンブルは個体によって細かい回路が違うので、あくまでダンブルODSのうちの一つの回路を参考に、ということになります。

Volume、Master Volume、Bass、Mid、TrebleのツマミとBrightスイッチ、Deepスイッチ、Rock/Jazzモード切替スイッチ、背面にPresence代わりのハイカットツマミをつけいています。

ツインリヴァーブが基になっていますが、低域がタイトで高域はレンジが広いですね。
Brightスイッチがマーシャル定数なので、高域が強調されかなりピッキングニュアンスが出ます。
箱モノなんかはツインリヴァーブプリアンプよりこちらの方が良いかなと思いました。

Deepスイッチやモード切替スイッチも面白く、幅広い音作りができますね。JazzモードをTS系で歪ませるのが気持ちよかったです。Rockモードにマフをかけるのも、ツインリヴァーブプリより分厚い音になってよかったです。

興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。

投稿日: 2019年12月17日 | 4:43 pm

ラムズヘッド修理

今回は修理の記事です。

ラムズヘッド期のビッグマフを二台お預かりしました。
実は別々のお客様からのご依頼で、たまたまラムズヘッドが二台被りました(笑)

左が76年製、右が75年製です。

まず76年製ですが、音が正常に出ないとのことだったので、信号経路を追っていくとボリュームポット手前の電解コンデンサが壊れていました。
また、前の持ち主が修理を試みたのか、ポットのハンダをやり直した跡があり、その際に基板パターンが剥がれてしまっていたので修正を行いました。
この個体は珍しい2N5087を使ったポジティブグランド仕様のラムズでした。

次に右の75年製。
こちらは故障していたわけではありませんが、前のオーナーにより配線を交換されており、作業が雑だったのでヴィンテージ配線を使ってやりなおしました。
また、少しでもノイズを減らしたいとのことだったので、ポットのハンダのやり直しなど、ハンダづけの雑な個所を修正しました。
お客様が、このマフはRATっぽい音がすると仰っていたのですが、確かに76年製と比較するとドンシャリ気味な音でした。
基板裏側に抵抗を追加してバイアスをずらしてあったので、外してみると76年製とほぼ同じ音になりました。おそらく後からつけられたものでしょう。
とりあえず抵抗はつけ直して、ハンダごてを使えるお客様なので、本来の音を出したければご自分で外して下さいとお伝えしました。

マフ好きとしては、ラムズヘッドを二台並べて弾けて楽しかったです。
弊社でもマフ系のBedramを販売しておりますが、Bedramは73年前期のラムズヘッドを基にしているため、今回お預かりした二台とはサウンドが違います。
どの年代でもマフは素晴らしいなぁ。

投稿日: 2019年11月27日 | 8:34 pm

Bedram russian mod

カスタムメイドでBedramをロシアンマフ仕様で製作しました。

もともとロシアンマフを使用されている方から、Bedramみたいにミッドをシフトできるマフが気になっているがBedramをベースで使うとどんな感じかとお問い合わせを頂き、それならBedramをロシアン仕様で作ろうということになりました。

もともとロシアンマフはラムズヘッド等に比べてミッドのスクープが浅いので、今回はBedramと違い、ミッドシフトをスクープ方向にも動かせるようにしています。
ミッドシフトが真ん中でノーマルなロシアンマフのミッドになり、左に回すとスクープ、右に回すとフラットにシフトします。

また、Bedramについている低域とインプットゲインを減らすライトモードスイッチは今回は不要な為、より低域を増すモードに切り替えるスイッチに変更しています。

歪を作るダイオードにはヴィンテージのロシアンマフに使われていたものと同じものを使用し、トランジスタも厳選したものを使用しているためヴィンテージ系のサウンドが得意ながらも、ミッドシフトツマミとモード切替により強烈なサウンドを出すことも可能になりました。

ベース用エフェクターも早くラインナップに入れておきたいです。

投稿日: 2019年9月11日 | 6:00 pm

1959プリアンプ

カスタムメイドでプリアンプを製作しました。

マーシャル1959タイプのフルチューブプリアンプです。

60年代後期の回路をベースに
・トレブルチャンネルを68年/69年の回路定数への切り替え
・ノーマルチャンネルをJTM45のトレブルチャンネル定数に切り替え
・EQ前の増幅部を1959系/JTM45系に切り替え
の三つのスイッチを追加しています。もう一つのスイッチはスタンバイスイッチです。

1959プリアンプを作るかJTM45プリアンプを作るか迷われていたので、ちょっとコントロールが煩雑にはなりますが、スイッチの追加でどちらにも対応できるようにしました。
アルミケースを使うので、いつも塗装代わりに車用のカッティングシートを貼っているのですが、今回はお客様のご希望でカーボン柄になりました。なんだかギターというよりオーディオ機器のようでクールですね。

アイレットを使ったハンドワイヤードで製作しているので音も非常に張りと抜けがいいです。自分用の1959プリアンプを持っていないので、一台作らなくてはなと思いました。

投稿日: 2019年7月9日 | 12:03 am

FZ-2クローン

カスタムメイドでBOSSのFZ-2のクローンを製作しました。

FZ-2は個人的に大好きなファズです。
3つあるモードはどれも使えるサウンドです。私は特にFUZZ2のモードが気に入っています。ここまでヘヴィーで派手な音のファズは、私の所有するファズの中にはありません。

お客様にペダルをお貸しするときに、これも試してみては?と送ってみたところ、大変気に入った様で、クローンを製作することになりました。

もちろんただクローンするのは芸が無いので、少しモディファイを加えています。
まずは内部にバイアス調整のトリマを追加し、オクターブアップを作る回路を細かく調整することで、オリジナルよりきれいにオクターブアップがかかり、またノイズも極小になるように仕上げています。
また、Boostモードでは、常にボリュームが最大で固定になっているので、Boostモードでもボリュームが効くようにしています。
Fuzz1とFuzz2モードでは、シリコンダイオードでクリッピングを行っているのですが、シリコンに加え、ゲルマニウムダイオード選択できるよう、スイッチを追加しました。ゲルマのクリッピングでは、よりヴィンテージファズ的な、角は丸いけどチリチリしたサウンドが得られます。

今回はワンオフ製作ですが、少々パーツを変更したものを、量産できる形で製作しようと思っております。

投稿日: 2019年3月27日 | 9:22 pm

Twin Reverb Preamp

カスタムメイドでプリアンプを製作しました。

Fender Twin Reverbのプリアンプ部を抜き出したフルチューブプリアンプです。
純粋なプリアンプなので、なるべく、パワーアンプインプットや、リターンに差して使うタイプになります。

コントロールは、ボリューム、マスターボリューム、ベース、ミッド、トレブル、ブライトスイッチに加え、ベースとトレブルの周波数曲線の交点をずらすツマミをつけて、サウンドバリエーションを増やしています。

もちろん全てハンドワイヤードで製作し、メインの基板はアイレットを打った紙ベースの基板を使い、オールドアンプのような組み方をしています。
クリアで太いご機嫌なサウンドに仕上がりました。

投稿日: 2019年3月10日 | 6:48 pm

Silvertone 1484系OD

カスタムメイドで、Silvertone 1484系のODを組みました。

Silvertoneのアンプと言えばJack White氏の使用で有名ですね(細かいことを言えば、ジャックのものはスピーカーの仕様が違うので、1484という型番ではありません)。
国内のアーティストでは、The Yellow Monkeyの吉井和哉氏が使用しています。

今回は、常連のお客様が、イエモンのコピバンでギタボをやるということで、Silvertone系のものを組みました。

よくある真空管をFetに置き換えただけのものではなく、オペアンプ増幅とFet増幅のハイブリッドの構成になっています。

独特のバクサンドールタイプの2EQと相まって、ジャキっとしたクランチが作れます。

Jack Whiteファンの私も、自分用に組んでおこうと思います。

投稿日: 2019年3月1日 | 6:21 pm

ブースター付きセレクター

久しぶりの投稿になります。
いつも、作ったものの写真を撮り忘れて発送してしまって、紹介できないというミスを繰り返しています^^;

今回は、ギター2本とアンプ2台を使い分けるためのスイッチャーの依頼を頂きました。
ギター2本の音量差を調整するためのブースト回路を内蔵しています。ゲイン最小でバッファとしても使用できます。
シンプルな物なので、あまり紹介する内容がありません^^;

スイッチャーは沢山売ってますけど、自分の希望の仕様で、良いパーツを使って、となると、カスタムメイドじゃないとなかなか見つからないものですね。

投稿日: 2019年2月3日 | 12:35 pm